砂漠の花<by うおさと>
(注)歌詞でありません。 曲の解釈を、勝手に解釈したものです。
歌詞が知りたい場合は、「日本音楽著作権協会」許可サイトの下記サイトをご覧下さい。
いっつも愛想もそっけもないお前が
たった一度だけ見せてくれた笑顔。
それが今でも
オレの誇りであり拠り所となってくれているんだ。
お前と知り合う前までの
漠然と流れていった日々が
そのまま続いていたのかと思うと
ゾッとするね。
うつろな目で空を眺めて
悟ったように
諦めたように
ため息まじりにこう呟くんだ。
これが現実だ、って。
わかっているつもりだ
"普通"や"平凡"な日常を維持していくのが
どんなに難しいことか、ってのも。
それでもオレは
そんな気の遠くなるような幻想に
どうしてもうずまっていられなかったんだ。
打算も勝算も、
意志も決意もなく、
そういう風に遺伝子に組み込まれていたみたいに。
覚えているかい
星だけの夜
皮肉屋で、どんな時も醒めているように見えたお前が
真剣なまなざしで理想を語ってくれた。
だから
オレもガラにもなく考えちまったワケだよ。
ちったぁマジにやってみようかな、
なんてさ。
右手、左手
閉じて、開いて
繰り返して
自分が為してきた諸々に思いを馳せる。
まだだ。
まだまだ
もっと成長していけるはずなんだ。
あの日、最後に
背を向けて手を振ってたお前の言葉
よく聞き取れなかったけど
こう言ってたんだろ。
「またな」
だから
こうして別々の道を突き進む今も
お前に恥じないような生き方を選んだつもりだ。
明日、明後日、十年後、
必ず来るであろうその日に、
胸を張って、面と向かって、
言わなきゃいけないコトバがあるから。
「また会えたな」
|