8823<by
こびー>
(注)歌詞でありません。 曲の解釈を、勝手に解釈したものです。
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本当にできるだろうか?
慣れしたしんだ環境、長年生活を共にした家族、気の合う友人達を捨てて。
そして、小さい頃から少しづつ貯めてきた思い出をひと欠片だけ持ってこの町を出ることを。
愛なんてたかが知れていて、燃え盛った後にはマンネリと惰性しか生まない。
そんなことを成長するにつれて聞かされてきた。
だけど今、僕はそれを知っていても感じてしまうんだ。
ぐらぐら燃えるように熟れた恋、君と二人きりの世界がどんなに魅力的なものなのかを。
誰よりも速く君の手を取って、夜明け前始発の列車に間に合うように。
愛の先にどんな絶望が待ってようと関係ない。最後にまたお互いを愛せたらそれでいい。
君をあの家から連れ出して自由にできるのは宇宙でたった一人。
君をこんなにも愛す、僕だけだ。
迷いがあったのは前日までで
君の大荷物を半分持って、駅のホームで夜明けの空気を吸い込んだら
何かすべてに覚悟できて、淀んでいた気持ちが浮き上がってきた。
隣の君をチラリと見たら示し合わせたように目が合って
そして君もきっと今僕がしているであろう表情で僕を見た。
二人の思い出の曲が頭の中でリピートされて、決意と覚悟と君の想いが背中を押す。
きっと僕らが今進もうとしている道は荒れ狂う海に似ていて、簡単にはいかないだろう。
でも僕らは燃える愛にまかせて、PCゲームで自分が描いたような町を目指すんだ。
これは過酷な人生だから、君はもしかしたら不幸だと思ってしまうかも知れないけど
僕はこれから肝に銘じて生きていくよ、君を不幸にするのも僕しだいだって。
一緒になれる年齢になるまで待つだけだろう?
女はあいつだけじゃないぞ。
そんなことをしても馬鹿をみるだけだ。
現実は口を揃えてそう言う。
だけど。
今日、僕らは共に新しい街と旅立つ。
その先に夢見るような愛の形があるかも知れない、想像する最悪のシナリオが待っているかも知れない。
君の手を握って僕は思う。自由を手に入れることが出来るのは宇宙でただ一人だ。
誰もいない列車に乗って、窓から見える薄暗い親しんだ景色を見ても今はもう振り向かない。
クズと呼ばれても笑い飛ばそう、気にしてなんかいられない。
僕には守るべきモノが出来たんだから。
そう、君を幸せに出来るのは宇宙でただ一人だけ。
今は覚える郷愁も忘れよう、君が隣にいるんだから。
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