肌の保湿成分としてのアミノ酸
肌の天然保湿成分はアミノ酸です。
表皮の細胞が死んで角質層になるときに、細胞内のたんぱく質が分解してアミノ酸となって角質層に供給されます。
肌の天然保湿因子の約半分はアミノ酸とアミノ酸のひとつであるグルタミン酸からできるピロリドンカルボン酸(PCA)です。
肌にハリをもたせる美容成分として知られるコラーゲンも、実はさまざまなアミノ酸からできています。
肌のカサつき、くすみなどのトラブルの多くはアミノ酸不足と大きく関係があります。
アトピー性皮膚炎や花粉症の人の角質層も健康な人に比べるとアミノ酸が不足しています。
シャンプーにアミノ酸
水分をどれだけ保っているかは肌だけではなく髪の毛にとっても大切なことです。
髪の毛の水分を保つために重要な役割を担っているのはキューティクルと呼ばれる毛髪表面の組織で、アミノ酸はキューティクルの保湿成分です。
つやがなく、パサパサした髪はキューティクルの損傷が大きく、アミノ酸の量も減っているのです。
最近は、髪を染める人が多くなっていますが、ヘアーカラーや、ブリーチは髪の毛を傷める原因。
キューティクルがぼろぼろになっています。
ある種のアミノ酸を配合したシャンプーやリンス、トリートメント剤を使うと保湿力が高くなり髪の毛が切れにくくなるなどの効果があることが実証されています
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