セルライトには、できる原因別に、脂肪型セルライト、むくみ型セルライト、線維化型セルライト、筋肉質型セルライトの4つに分類されます。
ほとんどの人は、脂肪型、もしくは むくみ型が原因で、ダイエットやマッサージで改善されることがほとんどです。
それでは、それぞれの種類の特徴を紹介します。
セルライトの4種類(原因別)
(1)脂肪型セルライト
肥満によって溜まった脂肪が老廃物と結びつくのが「脂肪型セルライト」。
セルライト全体の約50%が、この脂肪型セルライトだと言われています。
脂肪型セルライトができる理由は、肥満です。
運動不足や食べ過ぎで脂肪がつきすぎると、その脂肪で血液やリンパの
流れを阻害し、老廃物が脂肪細胞の中に蓄積し膨張することでセルライトができます。
このタイプの対処法としては、根気良くダイエットやマッサージをすれば、セルライトも解消される場合が多いです。
マッサージもエステサロンなどに行かなくても、自分でマッサージするだけでも改善されることが多いです。
ただし、このまま放置しておくと、線維化型セルライトに成長する可能性があるため、
ダイエットやマッサージを継続的に実施して脂肪型セルライトのうちに潰しておくことが重要です。
(2)むくみ型セルライト
冷えやむくみによって、脂肪細胞が余分な水分や老廃物を溜め込んでしまうのが「むくみ型セルライト」。
女性に多いこのタイプは、セルライト全体の3割程度を占めるといわれており、2番目に多いセルライトです。
立ち仕事をしていて、足がむくみやすい人になりやすいといえるでしょう。
むくみ型の単独というより、脂肪型とむくみ型の両方が原因という人も多いです。
このタイプの対処法としては、むくみや冷えのある部分をマッサージするのが一番効果的です。
(3)線維化型セルライト
脂肪細胞の周りにコラーゲン繊維が絡みつき、肌の表面が凸凹になるのが「線維化型セルライト」。
このタイプは、セルライトができて長期間経過してしまった状態で、普通にはつぶせないセルライトです。
このセルライトを解消するには、ダイエットをしつつ、専門のエステサロンに通うか、セルライト除去用の美容器具を買うのがセルライト除去の近道です。
見た目にも目立つので、さらに症状が進行する前に除去しておきたいです。
(4)筋肉質型セルライト
学生の頃は運動部に所属しており、社会人になってから運動を止めたことで筋肉量が落ちた人に多いセルライトです。
この「筋肉質型セルライト」は、セルライトの中で5%程度のみで、セルライトの中でも珍しいタイプです。
筋肉の上にできるセルライトで、筋肉の一部が脂肪に変わる際にできるセルライトです。
最も除去が難しいセルライトで、美容外科やエステに通いつつ、美容器具を使って除去するのが良いでしょう。
エンダモロジーが特におすすめです。
エンダモロジーとは脂肪を吸引しながら揉みほぐすことにより、肌とセルライトの両方をなめらかに整える施術のことです。
セルライトの種類(期間)
セルライトのできる原因別とは別に、セルライトの進行度合いにより、
2種類に分類できます。
(1)軟化セルライト
できてすぐのセルライトで、見た目ではセルライトがあるかどうかは分からず、
手で脂肪を集めたりするとボコボコのセルライトが現れるような症状です。
この段階でセルライトがあると気づく人は少ないです。
肥満気味の女性であれば、ほとんどの人がセルライトをもっているといっても過言ではないでしょう。
この段階であれば、ダイエットやマッサージで改善されることが多いので、
ぜひダイエットを実行して軟化セルライトの段階でセルライトを除去しておきましょう。
(2)硬化セルライト
見た目で分からない軟化セルライトの状態を放置し、
見た目でセルライトが目立つ状態を硬化セルライトと呼んでいます。
こうなったらかなり除去するのは手強くなります。
ダイエットやマッサージの他、予算があれば、キャビテーションやエステなどもおすすめです。
うまくいかない場合、エンダモロジー、EMSなんかも血行やリンパの流れを改善させるので、試しても良いでしょう。