ファスティングとは
ファスティングとは、日本語で断食のことですが、そこまで言ってしまうと大げさなので、プチ断食と呼ぶ人が多いです。
断食の期間は、オススメは3日間です。
それ以上長い場合は体に負担が大きすぎるため専門家の指導のもと行う以外はオススメはできません。
ただし、自己流ではなく、ホテルの5泊6日のファスティング プラン等はおすすめです。
断食期間中は、酵素液や野菜ジュースや補助食品などによりビタミンやミネラルを補給します。 固形の食べ物を摂らないことで、胃や腸を空にして、完全にリセットすることができます。ファスティング後は、体の汚いものを完全に取り去ったかのような感覚を覚えますよ。
ファスティングの注意点
ファスティングは、ある程度 体に負担がかかります。そのため、健康であることが前提条件となります。体調不良のときや妊娠中はもちろん、成長期である未成年の場合は、やめておいた方が良いです。
また、ファスティング前の最後の食事は、なるべく消化の良いものを食べるようにしましょう。これが最後だと思って、ガッツリ焼肉とか食べたりしないようにしましょう。ファスティングにより、胃や腸がカラッポになる妨げになる可能性があります。
さらに、ファスティング中については、必ず水分補給をマメに行うこと。 辛いと思ったらいったんやめること。無理しないことが大切です。
ファスティングの効果
ファスティングの効果は「ダイエット」と「美容」です。
数日間のプチ断食により、当然体重は減りますし、何よりも数日間食事をドリンクや軽食のみとしたことで、食べない習慣が身につき自信もつきます。ほとんどの人がファスティング後は、ファスティング前と比べて食事の量が減る傾向にあります。
また、美容にも効果があります。それは、ファスティングにより胃と腸が一時的に空となり、胃と腸が休養できるからです。ファスティングは、まさに胃と腸の大掃除と言っても過言ではありません。胃と腸がきれいになると、不思議と肌もきれいになり体も元気になります。
さらにファスティングの効果として注目されているのが「免疫システムの改善」や「免疫力アップ」です。
ファスティングにより、体が必要としている栄養素が食事によるものではまかないきれなくなったとき、
体は古くなったタンパク質を分解して再利用し、生きる上で必要なタンパク質を作り始めるということです。
免疫システムの異常のより起こる「アトピー性皮膚炎」や「花粉症」なんかも、改善したという体験談をよく耳にします。
アトピーでない人も、デトックスの効果で肌がきれいになったという話はよく聞きます。
ファスティングと断食の違い
さきほどファスティングのことを「ぷち断食」と呼びましたが、本格的な断食とはだいぶ違います。
その一番の違いは、断食の食事は水のみですが、ファスティングは人参ジュースや酵素ジュースなどの栄養がちゃんと摂れる食事をします。
固形の食べ物を食べないですが、1日の摂取カロリーは500キロカロリー程度は確保します。
そのため、断食と違い、普通の生活ができます。
普通に会社に行って仕事もできるし、休日であればレジャーを楽しむことができます。
ファスティング中は好きなことに没頭しよう
ファスティングを実践しているときは、なるべく暇な時間を作らないことが成功のコツです。
暇な時間ができると、お腹が空いていなくても、何か口寂しくなって、何か口に入れたくなるのは誰でも一緒です。
常に冷蔵庫に手が届く家の中は、とても危険です。いつ魔が差してもおかしくありません。
どこかに出掛けて、自分の好きなことに没頭できるのがベストです。
本格的な断食と違ってファスティングは酵素ジュースなどで、軽くカロリーは摂取しているので、ゴルフやヨガなど、
軽い運動は、むしろオススメです。ハイキングなんかもいいでしょう。
インドア派であれば、将棋倶楽部などで将棋に明け暮れるのもよいでしょう。好きな本を公園で読むのも良いでしょう。
なんでもいいので好きなことをやっていれば、ストレスもかかりません。好きなことをやっていて、心に余裕ができれば
多少の空腹も気にならないものです。ファスティングの成功の鍵の一つは好きなことをやることです。
ファスティングでリバウンドしない方法とは
回復食はおかゆ
ファスティングで一時的に下がった体重が、リバウンドしてしまうという人はけっこう多いみたいです。
リバウンドしてしまう人の共通点は、ファスティングをやめて通常の食事に戻すときの方法が間違っている場合が多いです。
ファスティングの後、最初に食べる食事のことを回復食と呼んでいますが、この回復食は、おかゆや雑炊など、胃に優しく消化の良いものを選びましょう。
久しぶりの食事なので、食欲という欲望にかられて、からあげ定食や牛丼のようなものが食べたくなる気持ちも分かります。
しかし、それをしてしまうと、胃に負担がかかるだけでなく、食欲をコントロールできない人間になってしまい、
以前にも増して食欲に対して貪欲になってしまいリバウンドのきっかけを作ってしまいます。
ここで食欲を我慢して「おかゆ」などを回復食として食べると、今までジュースだけだったこともあり、
意外と「おかゆ」だけでも満足な気分が味わえます。これが成功体験となって、おかゆだけでも満足できるんだ。という自信が湧きます。
体重が増えてしまう人の脳には、常に高カロリーのものが食べたい欲求がありますが、
この成功体験によって、低カロリーでも食欲は満たされるということに気づくことができます。
これがリバウンドしないファスティングのやめ方です。
アミノ酸ダイエットと組み合わせて繰り返しファスティング
ファスティングを1回ではなく、定期的に行うことをオススメします。
例えば、1ヶ月に1回、もしくは2週間に1回で、3日間ファスティングをする。これを繰り返すようにしましょう。
そして、大切なのは、ファスティングをしていない期間です。
この時の過ごし方でリバウンドしにくい体にもっていくという活動をしたいです。
ファスティングで一時的に体重が減っても、ファスティングをやめれば ある程度体重は戻ります。
そのとき筋肉と脂肪がどちらも減っていたら、ファスティングを繰り返していくうちに、筋肉量がどんどん減っていきます。
そうすると、基礎代謝量も減っていき、痩せにくい体になってしまいます。
そうならないように、ファスティングしていない期間は、アミノ酸ダイエットを実践しましょう。
アミノ酸ダイエットは、運動することにより脂肪を燃やしたり、運動による筋力アップを図り、基礎代謝量を上げ、脂肪を燃やしやすい体を手に入れるというものです。
ファスティング後は、一時的にプチ断食することによって、体が砂糖や炭水化物を燃やす状態から、体脂肪をエネルギーとして使いやすい状態に変化しており、運動系のダイエット方法が効果的です。
オススメは1ヶ月サイクルです。1ヶ月でストレスを感じるようであれば、2ヶ月、3ヶ月と期間を延ばして、ファスティングの期間を短くしましょう。楽しく長期間継続できることが大切です。
■1ヶ月サイクル法