タンポポ by しょっつる
(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。
僕と君が隣り合っている二つの世界
君の住む世界にまた忍び込もうとしたけど
今日も煙たすぎて僕は中に入れなかった
山積みのガラクタと生ゴミの上で
僕たちの世界の太陽は力なく黄ばんでいた
くるくるまわる空も大地も君も僕も
「おしまい」を始める合図が鳴ってしまったら
全ては本当におしまい 君にも二度と会えなくなる
祈るような気持ちで僕はずっと見つめていたよ
何度踏みつけられても起き上がる タンポポの黄色い花を
この世が終わってしまう前にもう一度 君にどうしても会いたくて最後の冒険に
だけど君に会えないまま捕まって おでこに出来た大きな傷ぼんやりする意識
真っ赤なセロファンが貼られた君の世界の覗き窓 僕が知ってしまった秘密
あの窓で知ってしまった赤い色した世界の秘密
ここに囚われの身となった僕にはもうどうすることもできない
知ってしまった苦しさとどうにもならない哀しさを抱えたまま
正気のふりして終わりが訪れるのを待つ
君と会うことはもう二度とない
ただ終わりが訪れるのを待つ
どうか君だけは最期まで僕とずっと一緒にいておくれ
どうか消えないで道ばたに咲いている黄色いタンポポよ
しょっつるさんからの投稿です。