スピッツの歌詞解釈のコーナー

夏が終わる by カフカ


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

もう夏休みも終わる頃、彼と海岸へ行った。
水平線の彼方まで続くうろこ雲。
抱きしめてくれた彼の腕が私の首元からはなれた。
日に焼けた彼の胸のあたりを見ながら、いつまでもこんなに日が続けばいいと思ってた。

また今年も夏が終わる。いつのまにか涼しい風とともに。
今年は去年よりも暑かった。去年もここで彼と過ごした事を今でも憶えている。
まだ楽しみたいのに。終わりが無ければ良いのに。

太陽の眩しさに君は去年より強く目を細めていた。
去年までの思い出までも思い出させる。
砂浜で走り回る彼女の濡れた長い髪が、白いTシャツの上でなびいているように見えた。

また今年も夏が終わる。僕達の知らない間に。
去年より暑かった今年の夏。
いつまでも続けばいいと思っていたのに。

どこまでも続いていそうなうろこ雲。
彼は私のもとを離れ、夏とともに消えていった。


カフカさんからの投稿です。

自分が解釈するものは何かと別れ話みたいです。
前半は彼女の視点。後半は彼の視点。わかりにくいですね。