スピッツの歌詞解釈のコーナー

愛のことば by 大宮 馨


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

「なにもなくただ死に向かっているだけなら
いっそ死んじゃおう」と言ったきみは
僕を海に誘ったね
本当になにもない毎日だったけど
一緒に語った他愛もない話たちは
すごく大切な宝物なんだよ

ずっと前にみた外国の映画の中の景色のような
この道を歩いている
彼女になんて応えようかもやもやした気持ちを抱いたまま

結局彼女は僕が応えを出す前にひとりで海にいっちゃった
僕をおいて
そして 今僕はこの世でたったひとりになった気分だよ
コーヒーの湯気を眺めながらきみにいえなかったことばを
ひとりぼやいているよ
本当にいろんなことがあったけど僕は自分勝手に納得して
きみの死を好いように解釈してるよ

きみがいなくなってしまったから僕はいつも
きみといった想い出の場所を巡っているよ
古い教会の地下室にある小さな小窓から
なんとなくしか分からない、でもきっと青い空を
仰いでいるよ

ふと空を仰ぐと雲の間から光がさしてきて
きみが迎えに来てくれたんだ
きみが両手を広げるから僕もきみがもう
何処へも行かないように強く抱きしめたんだ
そしてきみにいえなかった愛のことばをついにいったんだ
一緒に天に昇ってく途中で



大宮 馨さんからの投稿です。