ロビンソン by ガニ股山三郎
(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。
無理心中だとかストーカだとか怖い解釈が多いですが、私は片思いソングだと思い
ま
す。サビで曲調が一気に変わるのは、「退屈な日常」から「妄想の世界」へ一気に
場面
転換するからだと解釈しました。
↓ 以下 歌詞解釈
4月。また新しい一年が始まった。
片思い中の「君」と同じクラスになれて、嬉しいはずなのに、なぜだろうか、心が
どこ
か切ない。
それは、誰からも好かれている「君」が僕のことなど眼中にないからだろう。学校
から
2人で一緒に自転車で帰るこの習慣も、「君」に恋人ができたら無くなってしまう
だろ
う。僕はそんなことを思いながら自転車を漕いだ。
2人でレコードを聴いて微笑みあったあの日。「君」にとってはありふれた日常の
エピ
ソードだったかもしれない。しかし僕は「もしかしたら、君は僕に惚れているかも
しれ
ない」なんて、大げさな妄想をしてしまう。
帰り道のリュックが何となくいつもよりも重いのは、心に積み重なったくだらない
妄想
のせいかもしれない。
そんな曇った心の僕はしかめ面。でも、目の前には眩しい「君」がいた。
「君」は誰からも好かれているから、誰にでも甘い言葉をかけているのだろう。
そんな「君」のありふれた言葉は、僕を「恋」という魔法にかけるのに十分だっ
た。
僕は「君」の言葉を脳内で繰り返しながら、妄想を膨らませてゆく。
↓ここから「僕」の妄想パート
僕よりどんなにカッコいい男子にも邪魔されない、2人だけの世界があったらいい
な。
僕はその世界で、君の手を握り続けるんだ。
↑妄想パート終了
大きく膨らんだ妄想を膨らませながら、ボーっと夕焼け空を眺めて自転車を漕いで
いた
ら、
気付いた時には夕焼け空は星空になっていて、今日も何もないまま1日が終わる。
道の隅っこに捨てられて、今にも死にそうになりながら、それでも呼吸をやめない
子
猫。
その子猫は、「君」に振り向いてもらえないと知りながら、それでも「君」への望
みを
捨てない僕に似ていた。
「お前は俺だ。」そう言って、僕はその子猫を抱き上げてやった。
帰り道で「君」と別れる、いつもの交差点。君の家はその交差点の角にあった。
そこで僕は君の部屋の窓を見上げていた。しかし、窓の中は曇って見えない。い
や、ぎ
りぎり少しだけ見えるかも...
そんな愚かな僕の姿を、窓に映った三日月が見ていたような気がした。
↓ここから妄想パート
ここで僕はいつまでも「君」を待ち続けるんだ。そして「君」が出てきた刹那、僕
と
「君」の目と目が合うんだ。
目が合った瞬間、「君」は僕に惚れる。そして2人だけの幸せな世界に、2人は飛び
立
ってゆく。
僕よりどんなにカッコいい男子にも邪魔されない、2人だけの世界があったらいい
な。
僕の妄想が続く限り、この世界は永遠に続く。
↑妄想パート終了
大きく膨らんだ妄想を膨らませながら、ボーっと窓を見上げていたら、
気付いた時には夕焼け空は星空になっていて、今日も何もないまま1日が終わる。
ガニ股山三郎さんからの投稿です。