ナナへの気持ち by あやめ
(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。
明るくって愛嬌があるナナだけど、
合わない人には合わない思う。見た目もチャラいしね。
突然、叫び出したり、
感動ものじゃない映画で号泣したり……
感情のままに生きてるのかと思ってたから、
ときどき出てくる冷静な意見に驚かされるよ。
まあ、難しい事で悩んでるのかなって心配してたら、
眠いだけだって時もあるけどね。
僕が今まで大事だと思ってた世間体とか忍耐とか、
そんなものなんか、気まぐれなナナといると忘れちゃうんだ。
安物のピアスでも喜んでつけてくれるけど、
この間、友だちに僕の事を聞かれた時、曖昧に笑って誤魔化してたね。
「彼氏だって」ってはっきり言ってくれれば良かったのに。
外でばっかり遊んでるから腕は焼けちゃったし、
髪の毛も根元が黒くなってきたよ。また、染めるのかい?
一生関わらない世界だと思ってたからさ、
こういう楽しさがあるなんて、初めて知ったよ。
こういう幸せもいいかなって思えてきたんだ。
だからさ、ナナ。
これからも離れないでね。一緒にいようよ。
そりゃ、君より僕は年上だし、真面目だけが取り柄のつまらない男だよ。
それでも、ナナといることで、僕の人生に夢や希望が持てそうなんだ。
二人で叶えるやつがね。
デートの帰りにさ、君が帰りたくないって言うから、
ロイヤルホストで一晩過ごしたこともあったね。
ずっと、二人で取り留めとないことを言い合ってさ。
朝になって
僕が出社するために君の家とは反対方向の電車に乗り込んだら、
君は何か言いかけたよね。
何を言おうとしてたのかなぁ?
そんなの分からないけど、とにかく、
泣きそうな顔で笑いながら手をふる君を見て、
僕はナナと生きて行くことを決めたんだ。
あやめさんからの投稿です。