スピッツの歌詞解釈のコーナー

冷たい頬 by ふぇいくふぁー


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

「あなたのことを深く愛せるかしら」
どちらでもとれるような彼女の台詞
子供みたいに無邪気なふりでそんなことを僕に言う
風に吹かれた君の冷たい頬に
触れた昼下がりのちょっとした瞬間

彼女と恋人同士になるなんて
とっくにあきらめていて、僕の妄想の中のことでしかなかったけれど
それでもひょっとしたら…なんてことを思わずにはいられなかった
まるで恋人同士のように、じゃれあう僕達
そのままふたりきり、誰も知らないところへ行けたならって思った

彼女とふざけあって笑ってる時は、
このしあわせな時間さえあればいい、
恋人同士だという既成事実なんてなくたって構わない。そう思っていた。
妄想は現実なのか、それすらもう、どうでもいいことなのか
わからなくなりながら、ただただキミだけを見ている
たまにキミと近く感じたり、やっぱり遠いと思いしらされたり
でも僕は気づいているんだ
それが全てで 僕とキミの間にはナニも無いこと
時間だけは過ぎていくけど

打ちつける雨が地面に当たり弾けはねるのを
僕が持つ彼女との小さな夢の粒がまるで弾けてはなくなっていくようだと
僕はぼんやり見ていた
ダメだとわかっていても、僕はキミを追いかけることしかできなくて
たまにキミと近く感じたり、やっぱり遠いと思いしらされたり
でもわかっているんだ
それが全てで 僕とキミの間にはナニも無いこと
時間だけは過ぎていくけど

サヨナラ 僕の片思い、僕のちっぽけな大切なキモチと
僕の心の手帖にあった彼女への告白のコトバ
もう決して伝えることのない気持ち

キミの頬が冷たかったのは
風が冷たかったからなのか
僕を妄想から呼び戻すためだったのかな



ふぇいくふぁーさんからの投稿です。

この曲は僕にとっては「失恋ソング」です。
とてもこの「彼女」とは仲がいいのです。
だけど恋人ではない。
僕はこんな恋をしました。
「仲良し」と共に僕にとっては「彼女」を思い出し泣ける曲です。