スピッツの歌詞解釈のコーナー

運命の人 by カスピ


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

ある日曜日、デートで君と乗ったバスの揺れ方は、
君と出逢うまでの僕の人生のように単調なものだった
だけど、今の僕の横には運命に導かれ出逢った『君』がいる
君を守りたいという想いと、
もうあんな単調な日々に戻りたくないという思いが交差して、
君が僕から離れていかないように君の手を強く握ったんだ
それは優しさという簡単な言葉では片付けられない、
人間という偉大な動物以外では感じる事の出来ない複雑な気持ち

コンビニで商品を買うと、
定員さんは「ありがとうございました」と笑顔で言ってくれる
そんな些細な愛情は何処にでも溢れているけど、
君に送りたい『愛』はこんなんじゃないから、
君にふさわしい『愛』をもう少し探してみようと思うんだ
そして、それを探しに君と色んな場所に行くんだけど、
その中で、僕の想像力を駆き立てる変な下着が置いてある店があった
妄想を膨らませその下着に目を奪われている僕の様子を見た君は、
僕の肩を叩き、恥ずかしさを顔に浮かべながら小さく笑った
こんな幸せが得られる瞬間って、
案外どうでもいいような事をしている最中だったりするから、
僕は君を困らせるかもしれないけど、
いい意味でこれからも変わらない僕でいるよ
幸せな二人で『未来』という名の扉を開けてみたら

遥か彼方まで共に走って行こう
例え、そこが地球の果てだとしても
僕らの一歩なんてたかが知れてて、
走っても走ってもそこに辿り着けないから、
まるで悪あがきをしているように見えるかもしれないけど、
生きていたらいつかそこに辿り着けると信じているんだ
だから、精一杯に呼吸をしながら走り疲れた君を背中に乗せて走ってく
君がいるから走れる、僕には君が必要なんだ
君さえいれば、例え、僕らの望む理想郷を無料で手に入れられるとしても、
たくさんの土を踏みしめて汚れた靴であえてそれを通り過ぎてやるのさ
自力でそれを見付けるから意味があるんだ
ねぇ、神様

まるで心の中を写しているかのように天気が晴れて、
常に僕が心に秘めていた二人の未来に対する望みを、
小さなボールに乗せて投げてみたらちゃんと君の心に届いた
僕の想いを受け止めてくれたのか、
単に茜空に照らされたのか、君は顔を少し赤らめた
沈み行く太陽が奏でる茜空の下で、
眠たくなった君のあくびにつられて僕もあくびをする
何の気なしにあくびが出来るような日々に生きている僕らだけど、
茜空を見ると、世界の至る所で流されている真紅の血を思い出して、
ちょっぴり涙目になる
それでも悲しい話はまだ溢れてて、それは消えないけど、
今日よりも光り輝く明日を誰もが迎えられるはず

遥か彼方まで共に走って行こう
例え、そこが地球の果てだとしても
走ってる様子が滑稽で恥ずかしくてもうダメだと感じても、
君にはそんな格好見せたくないからついつい格好付けてしまう
だけど、君がいるから走れる、僕には君が必要なんだ
いつかの旅の途中で何かにつまずいたとしても、
『君』が『僕』の横に、『僕』が『君』の横にいるから、
どれだけ時間がかかったとしても、
二人でユートピアと呼べる理想郷を見付けよう

神様...神様...神様

引き離さないで、どうか二人をこのまま...
君とならいつかそこに...



カスピさんからの投稿です。