仲良し by kirike2006
(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。
「昔から、いつも仲良しだよな。」
とか言われてた。
でも少し寂しいような気持ちになってた…
今は分かる。
俺はあいつに恋してたんだ。
それから何度も、告白しようとも思った。
心の中で「好き」とか、
そんなことも何度も言った。
うまくは想像も出来ないけど、
あいつと付き合ってる自分をすこしでも思い浮かべてみる。
いつしか、そんな自分の姿に憧れて、追い求めてた。
でも時は過ぎ去っていってしまう。
こんな俺のちっぽけな憧れも、夢も、ただの想像…
叶えることなんて出来ないで時間だけ過ぎていく。
時は過ぎても、君は色褪せることなく、
いつまでも綺麗だった。
だから俺の心は君を好きな気持ちが広がってた。
「お前が好き。」なんて、
悪ふざけで言ってみたこともあった。
あいつが「気のせい。」なんて言って来なければ
俺はあの時空も飛べたのに……
ある時、久々に君に会うことになった。
やっぱり君は綺麗だった。
でも、何故だろう。
顔が上げられなかった。
あいつのサンダル履きの足指ばっか見てた。
でも足指だけでもあいつに惹かれて…
心の中に小さな花が咲いた。
君の隣を歩いてる喜びを感じた。
今は分かる。
あの時、俺はあいつに恋してた。
あの時から俺の心にかかってた雨雲。
やっと今、雨がやんで、
雲の切れ間から、
『君』という光が差込んできて、
あの時から、ずっと暗かった俺の心を
明るく輝かせてくれ。
「いつも仲良しでいいよね。」
とか言われてた。
でもどこか切ない気持ちになってた…
今は分かる。
あの時から、俺はあいつに恋してた。
kirike2006さんからの投稿です。