スピッツの歌詞解釈のコーナー

楓 by ムー


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

どんなに時間がたっても忘れないよ
君とささいなことで笑いあえたことや
イライラしてた時、君が笑えばホッと安心できたことを

いつか、二人で望遠鏡をのぞきながら天体観測してたとき、
流れ星を観ながら君はどんなお願いをしていたんだろう?
僕は君とずっと一緒にいられることを願っていたけど…叶わなくなってしま
った

さよなら。これからは君の「声」を支えに生きていくよ。
僕を安心させてくれる君はもういないから、イライラして荒むこともあるだ
ろうけど、
いつか僕が死んだとき、君がいる天国へ行くことができるのかな?


君が死んでから、僕は、「君が呼ぶ僕の名前」をずっと探していた
僕が意識不明になった時、ガラスのような見えない壁の向こうに水玉色をし
た君の魂をみつけたあの日まで

君は生まれつき体が弱かった。
誰もが当たり前に思うような幸せを、君はずっと望んでいたのに…それさえ
も叶わなくなってしまった。

これから、誰かを傷つけ誰かに傷つけられながら生きていくなかで、
僕を安心させてくれる君はもういないけど、
いつか僕が死んだとき、君がいる天国へ行くことができるのかな?



君が死んでしまってから僕は生きていく気力を失い、神経が衰弱して意識不
明になった。
僕はその時、時間の感覚が全くわからない世界にいた。
その世界で僕は、水玉色をした君の魂を見つけ、そこが天国であると理解し
た。
近づこうとしたけど、僕はまだ死んでないので、天国との間にはガラスのよ
うな見えない壁があり近づけなかった。
がむしゃらに僕は君の名前を呼んだ。その時、確かに聞こえた。君の「声」
…「君が呼ぶ僕の名前」が…


さよなら。
僕を安心させてくれる君はもういないから、イライラして荒むこともあるだ
ろうけど、
いつか僕が死んだとき君がいる天国へ行くことができるように、あの時聞こ
えた君の「声」を支えに生きていくよ



ムーさんからの投稿です。

詩のなかで、君の笑顔が自分の荒んだ心を癒してくれた、と語られていま
す。
しかし主人公は、「相手の声」を心に抱いて生きていくことを決心します。
なぜ、相手の笑顔や姿ではなく「声」であるのかを考えたとき、その声が聞
こえたとき相手はもう魂の状態になってしまっていて姿が見えなかったので
はないかという解釈に思い当たりました。