スピッツの歌詞解釈のコーナー

8823 by にーにーROCK100式


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

(1番)
ここは九州一の繁華街「中洲」、ちょっと大人なお店が
たくさん並んでいる。隣近所を歩くような気持ちでは出
歩けない、そんなことをわかっていながら僕は昔付き合
っていた彼女の事を思い出しポケットの財布には身の丈
に合わない額のお金を忍ばせていた。

昔からある街だけれど周りの大人たちは何も話してくれ
ない。ちょっぴり怖いけれど好奇心と欲のままに僕は一
万円札をスーツ姿の店員に差し出した。

そこではまだ知らなかったようなことをしてくれた。ま
だ大学生の僕にとって8823円の出費は絶望的だけどそ
れに見合う体験だった。知らない彼女が僕の相手をして
くれる対価、この50分は仕事としての拘束時間になる。

(2番)
店を出るともう夜明けが近かった。まだ頭の中に浮かび
上がる彼女の姿。裸の胸が触れ合って僕は男の姿となっ
た。

玄界灘の近く、この中洲一の嬢にあの娘だったらなれる
と思う。見ず知らずの男に抱かれて不幸な思いをさせた
だろうか?この宇宙が作り上げたようなシステマチック
な商売に巻き込まれてる間、名前も知らない男の相手を
しなくちゃいけない。



にーにーROCK100式さんからの投稿です。

こんなことにお金を使って愚かなことだって世間は言
う。だけど今は払った額の事は考えない、クズと呼ばれ
ても君の前にいる時は笑ってやる。この街が長いこと作
り上げている幻想に僕はまだ虜になっている。