ホタル by トランペット
(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。
君の笑顔を見たとき、時が止まったような気がした。
僕の胸のなかに、静かに、永遠に焼きついた。
追いかけた途中で気づいた。
君は、もう僕の届かないところに居るってコト。
人に甘えてばかり、ダメな人間だって自分でも分かってる。
この街は、絶えず変わり続けるから、
僕は必死で追いついていた。
もう、疲れたんだ。何もしたくなかった。
それでも欲しがってばかりで手に入らないものを
いつも探していた。
ただ、それだけの為に生きているように。
そんな歌が、昔あったっけ。
優しい言葉で僕を虜にして。
どうせなら、僕の全てを染めてくれれば良かったのに。
君が恋しくなるのは、中途半端に理性が残っているから。
僕は君に出会うべきじゃなかったかもしれない。
だけど、君を好きになってしまった。
僕は、君に出会わなければ良かったのかもしれない。
一つずつ、壊しては戻す、
そんなことの繰り返しで、人を傷つけていた。
全部帳消しに出来たらいいのに。
人との関わりは、ノルマだと思っていた。
生まれたときから、
死ぬまでにこなさなきゃいけないノルマ。
「出会い」は神様が起こしてるんじゃなくて、
僕自身が「出会い」を引きつけてる。
君に出会ったのも、僕が何か磁石のようなもので
君を引っ張ったんじゃないかって、
そう思い始めた。
薄っぺらい翼でもいい、羽根が生えてたなら
君のところまで飛んでいくのに…
君が笑ったとき、僕の心の時間はストップする。
いつまでも君を見つめていたい心が、
時計をストップさせる。
こんなにも君を好きだったのに、
僕達は出会わないほうがよかったのかな。
すぐに消えそうな、幻のような恋なら
しないほうがよかったのかな。
君は、ホタルの光みたいに
すこし切ない光みたいに
僕の心の中に灯り続けていた。
トランペットさんからの投稿です。