夜を駆ける by まきこ
(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。
神様は偉大だ 祈っていれば救われる そんなの嘘だよね?
でも大人に逆らえないから心の中で言うだけ
こっそり窓から抜け出して 見上げた三日月 ひんやりした風
金網をひと飛び 穴の開いたナイキで 街路灯もない道を駆け抜けて
君に会いに行く 誰も僕たちを止められない でも今はどうか撃たないで
僕たちは兄弟でも恋人でもないけどきっと魂をはんぶんこしてる
大きな木を目印に落ち合って 焼け残ったがれきの街で
僕たちは息を切らして走ったり飛んだり 何も怖くなかった
でも遊ぶのは敵の国のスポーツで 歌うのは敵の国の歌だった
あの場所の壁の落書きはなんて書いてあったんだろう
敵に死を? 神は永遠なり? ああ思い出せない
あのまま時が止まればよかったのに
冷たいコンクリートの上で二人寝っ転がって眺めた三日月
君がくれた甘くて苦いチョコレートの味
あいつらの勝手な未来図に我慢できなかった
きみは夜空を駆ける 鉄の鳥に乗って
ぼくは鉄の筒をかかえて走る あの強い光へ向かって
もう何が正しいかどうかなんてわからない
何なら神様だって信じてない
きっと、多分また会える
あの光の先で
そうしたらまたあの場所で落ち合おう
永遠におわらない あの木の下で
まきこさんからの投稿です。