さわって・変わって by いち子
(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。
天神駅のいつもの改札口に、いつもの君がいる。
普段の光景だろ?
だけど何かが変だ。
君は、俺にそれを悟られないようにと、無理して微笑んだ。
そのゆがんだ笑顔さえ色付いて見えるほど、
行き交う人々には生きている気配が感じられないのはどう言うことだ。
理屈なんかじゃない。
リアルなものが絡まり、ぶつかり合って生まれるものが俺をこの世界に連れ戻すための材料となるのに。
どうして誰も直接触れようとしない?
さわってみよう、なにか変化があるはずだ。
こんな無味乾燥の毎日はもうごめんだ。
お互いに一歩踏み出して触れ合うことは
この世界に春の訪れを呼ぶ原動力となる。
「もういいや」と投げ出せばいいものを、バカみたいに辛抱しているのは、
負けが込んだ後の“勝ち”がどれほどの快感かを知っているからだ
叫びが聞こえるか
気持ちとは裏腹に止めどなく転がっていく日々を、今、止めてしまえ。
さわってごらん、変わって行くんだ。
考えるだけでもう心が浮き立っていく。
新しい時代をそろそろ迎えよう
そうすれば俺はやっと姿を現せるだろう。
いち子さんからの投稿です。