タイムトラベラー<by
Ichiko>
(注)歌詞でありません。 曲の解釈を、勝手に解釈したものです。
歌詞が知りたい場合は、
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最近の君と僕は、どうかしてる。
すっかり安定してしまって、もうどこにも進めない。
君も同じ気持ちなのか、子供の頃のアルバムを僕に見せた。
「その茶色の表紙のヤツは?」と僕が聞くと、
「これはママの若い頃のアルバムなの」と君が言う。
「わたしとそっくりなのよ」
ちょうど夕暮れ時にさしかかり、
うす暗い屋根裏にはところどころに濃い闇が生まれてくる。
闇は、今よりも眩しい過去の時代の闇へとつながっている。
何を見ても、僕は泣かないぞ。
その古いアルバムは過去の世界を開ける扉なんだ。
さあ いこうか。
小さなtrip、君のあどけない笑顔が可愛いかったから
あの頃の君がいるから、ここに今の君がいるんだ。
このまま終わらせたくない、そんな気がするから。
僕の知らない、君にそっくりな若い頃のママに会いに行こう。
いろんな物が見えるよ。遡っていく時間の中で。
あんなことがあったろう、あの街で。
それは決して消えることのない事実だけど、
時間のマジックにかかってしまって、
何も無かったかのようにすべてがもとの姿にもどっていく。
そうだった。
僕がブルーな時、知らずに君に当たっていたりしたときには
ちょっと困惑しながらもそれでも笑顔を返してくれた、
そんな君に惹かれて今まで大事に思ってきたんだった、僕は。
さあ、これからどうすればいいか、
古いアルバムの中のもう一人の君に尋ねてみよう。
君をここまで育んできた君のママを見れば
きっと何かわかるはずだ。
このまま君を好きでいたいから、
このまま終わらせたくないから。
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