トンビ飛べなかった<by
あとがき>
(注)歌詞でありません。 曲の解釈を、勝手に解釈したものです。
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あの夜ぼくは独りになった
すぐ電話しようかと思ったけどすぐやめた
枕の下に忍ばせてる君の写真に手をやった
今日もぼくは電話できなかった
のんきに背伸びして別れの言葉を思い出していた
声がつぶれそうになるまで泣いていた
優しく声をかけたいのにガラガラ声になっていた
やっと誰かが慰めに来てくれたような気がしたけど
それは気のせいでやっぱり部屋にはぼく独り
ぼくの気持ちを踏みつける
こんなのもう役に立たないじゃないか
声が出ないから手紙を書こう
今日も手紙すら出せないでいる
ペンはまだ持ったままだ
怠け者みたいなぼくは紙くずだらけの部屋にいた
コオロギが鳴いている
もう夏は終わったんだ
スイカが割れるのを待っていた
あの夜、独りで家に帰ってきたところまでは覚えている
そこから先は全然思い出せない
きっと酒でも飲んで呑まれたんだろう
君もぼくを飲み込んでよ
また声をかけに来てくれよ
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