ZIP-FM GROOVE NIGHT
【投稿者】じゅんこりん
【放送】FM802『デザイン ザ ナイト』
【放送日】H19年10月26日
☆:パーソナリティの大貫たくとさん
マ:草野マサムネさん
テ:三輪テツヤさん
田:田村リダさん
崎:崎山龍男さん
ス:スピッツのメンバーの誰か
☆:fm802から大貫たくとがお送りしております『デザインザナイト』
さて、ラジオの前のみなさん、お待たせいたしました
今夜、登場してくれるのは、この方々です
マ:こんばんは。スピッツのボーカルの草野マサムネです
田:ベースの田村です
崎:ドラムの崎山です
テ:ボク、たつおくんが好きだ!
ギターの三輪テツヤです
ス:フフフフフー
☆:よろしくお願いします
ス:ハイ、よろしくです
☆:え~、『デザイン ザ ナイト』初登場!
マ:ハイ!
☆:いや~、待っとりました
マ:お世話になります
崎:はい
☆:えー、スピッツはですね、昨年のシングルコレクションをはさみまして
オリジナルアルバムとしては2年9ヶ月ぶりとなるニューアルバム
『さざなみCD』をリリースしたということで
今年が結成20周年でございます
マ:イエス
☆:おめでとうございます
マ:ありがとうございます
テ:うぃー
☆:そしてメンバーの4人のうちですね、まず、草野さん以外のお3名がですね、現在40歳でいらして
しかも崎山さん、明けて、世間的には今日が40歳のお誕生日!
マ:おめでとー
テ:ハッピーバースディ!
☆:ハッピーバースディ!おめでとうございます
崎:ありがとうございます
☆:40歳の抱負をお願いします
崎:(思案しながら)あーっと、頑張ります
☆:ふふ、そういう感じ?
崎:なったばかりでまだちょっと生々しい
☆:ああ、実感が。ああ、生々しい
テ:LOVE★たつお♪
ス:ウフフフフ
☆:メンバーの4人、ちょうど人生の半分をスピッツで過ごしてるという・・・
マ:そうです
☆:ことになりますけども
そういう実感あります?
マ:あんま、ないですねー
ずっとあのー、あんまりでっかい休みもなく、メンバーは抜けたりとかそういうのもなかったしね
☆:今まで休みって最長で2ヶ月くらいって聞いたんですけども
マ:2ヶ月もないんじゃない
テ:なかったような気もする
田:1ヶ月ちょいだと思いますよ
☆:わー、そーですか
☆:20年て、
マ:ハイ
☆:ボク、20年間一緒にいる友だちとかね、
20年間一緒の仲間てなかなかいないんですけども
ボク、今33(歳)でそういう人なかなかいないですけども
どういう感覚なんですか?一緒にいるって
マ:なんだろうね
テ:いやー、あんまね、そういうこと考えないから・・・
マ:考えないね
テ:続いてるのもあるし
田:考えなくて済む関係かもね
ス:ああー
テ:いちいち考えない、ほんとうに
つきあってる友だちのことを
ス:ふん(肯くように)
テ:「お前っていったい何なんだろうな」
(ここから少し、聞き取れず)
ほの字になっちゃうからね
マ:「お前にとって俺って何?」(←シリアスに)って言わないね
田:逆にそばにいるから悩み事とか相談しないすよ、メンバーで
☆:あ、え?そうなんですか
テ:恥ずかしくてね、そんなんね
ス:そうそう
マ:だからねぇ、今日なんか元気ないなとかなんとなくわかったりするけど、
それはそれなりにこう優しく放っとく、みたいな
テ:適度な距離感というか
ねぇ、そうっすねー
☆:そういうの
ボク、40歳っていうの今すごく憧れてまして
ま、あの、草野さん、12月で40歳になられますけれども・・・
マ:それはなんで?
☆:40になったら悟れるんじゃないかって思うんですよね、ボク
マ:あー、いや、ないですよね
田:40になってもイヤらしいこととか好きですよ
ス:たぶんね
☆:あ、そうですか
ま、過去出演してくれた例えばアーティストで吉井和哉さん、
40になったらちょっと悩み減ったってね
「オレはこういう生き方がいいんだ」で悩んでも悩みが楽しめるように
なったっていうんですよね
ス:あー
☆:30代は悩んだら悩みっぱなしなんですけど
マ:俺はね、どっちかというと30以降は一緒みたいなんですけど
30なるときにいろいろ考えちゃったから
☆:あー、そうなんですか
マ:ロックは20代までって意識があったんで
そうですね、30過ぎてやるべきなのかとかいろいろ考えましたけどね
☆:そういう時期があったんですか
マ:もう関係ねいやってなってますけど
☆:20代はけっこう迷いがあったわけですね
マ:20代後半はね、29歳のときはね
ちょっと考えましたね
☆:どうですか?すでに40代のお3人ですけど
40代は楽しいですか?
崎:わかんないなー
ス:ふふふふふ
テ:どうなんでしょうね
田:急に40歳になったからできることって別にないじゃないですか
ハタチになったらいろんなことができるでしょ
マ:あー、お酒のんだりとかね
☆:うーん
田:40歳になったら特別に特典とかあればいいけど
別にないから、考えずに
田:ただ、あの、区役所から・・・
健康診断(の通知)がきたり・・・
☆:あーあ
田:そういう具体的なことはあるけど
☆:ああ、なるほどね
田:あんまりないよね
テ:ないね
崎:あとはね、こう、個人的に楽しもうかなって思って40(歳)関係なく、
一応口実として40(歳)の誕生日ということで、
ボクは自分でギターを買って楽しもうかなって思ってます
テ:真っ赤なね
マ:真っ赤なギターをね
☆:あ、そうなんですか
崎:ツアーの楽屋で楽しもうとね
☆:なるほどね
マ:そうそういいギター
ス:タカサキアキラモデルのを買った
☆:あ、キラの?
ス:キラのじゃなく
テ:その前の
ス:ESPだね
ス:あ、(聞き取れない)の、ミラーの
☆:いいなぁ、そういう楽しみ!
崎:40で自分におめでとうという感じですよね
ス:限定解除(聞き取れない)
☆:おれもそれやろ!
40になったらオレもそれやりますわ
テ:もうこれからね、楽屋に姿見が用意される
☆:(笑)そうなんですか
☆:でもミュージシャンとしてこの20年というキャリア
もうこのキャリアが、もちろん生きるときもあれば
逆にそのキャリアが邪魔になったなという時期もありました?
マ:うーん、(キャリアが)生きることはけっこう多いです
やっぱ要領をいろいろ覚えますから遠回りしてたのをショートカットして
大事なところだけに集中できるようになったりはしてるんですけど
邪魔になるのはね、そのー、若いミュージシャンのひととかに
必要以上に遠慮されるときとかね
すごい大御所みたいに思われちゃうのがさびしいなーって
☆:あー
マ:思うときがあるね
そういうときに、「あー、俺らもう若くねぇんだ」ってかえってちょっとさびしくなったりとかね
☆:へぇー
テ:楽屋に来られたりとかね、CD持ってね
マ:そうそうそうそう
テ:だからまぁなるたけ、えーっと俺たち先に行くようにしてね
マ:先に挨拶行くようにしてね
☆:あ、そうなんですか
テ:相手が脱ぐ前に脱ぐ!とかね
マ:あ、ハハ
☆:違う話ですよね、それ
ス:なるほど
テ:深夜だし、夜ってことでね
☆:いいですよね、いいですけどね
☆:みなさんから挨拶したら、むこうびっくりするでしょ
テ:いや、大丈夫だけどね
☆:そういう姿勢っていうの昔からなんですか?
マ:うん、あのねー
やっぱ縦社会みたいなのになんか馴染めないからバンド始めたってところもあるんで
年功序列みたいなものからなんとなく外れたいんですよね
☆:うーん
でも日本てそういうの大切にするじゃないですか
マ:意外とロックの世界でもそういうの残ってるところは残ってるんですけど
なんかちょっと抵抗ありまして
☆:うん
マ:自分らが、あの、オヤジになってきたときは、ま、少なくとも
スピッツまわりはあんまそういうのないようにしたいなって思ってるんですけど
☆:ああ
田:でも、ちゃんと挨拶はするっていう
挨拶は。
そうそうそうそう
☆:シメルところはちゃんとシメルっていう
田:こっちから挨拶にいくっていう
マ:挨拶はできるだけこっちから行きたいなって思ってる
☆:なるほどー
☆:まあ、あの、音楽に対するとらえ方というかですね、
スピッツのみなさん
音楽に目覚めた少年時代がありますね
ス:はい
☆:そして、音楽に夢中でのめりこんだ青年時代があります
ス:はい
☆:で、音楽を生活の糧として生きた大人としての自分もあれば、ですね
じゃ、今後どういう感じの音楽への接し方をみなさんされていくのかなって思うんですけど
マ:っていうかね、最初にそのなんだっけ?子ども時代の・・・
☆:子ども時代は『音楽に目覚め・・・』
マ:そのまんまできてると思う
☆:あ、それいいっすね
マ:俺はたぶん、そう、それでメシ食ってるって直結して考えたくないっていうか
仕事みたいにはしたくないなって思ってるから
だからね、たまにね、好きなことやってそれでお金いただいて申し訳ないなって思うときもあるし
☆:わー、それ言えるの、しあわせですね
マ:そうですね
田:うん、うれしい
マ:仕事として音楽やってるってなるとやっぱ何も浮かばなくなると思うんですよ
あの、曲を作ろうと思っても
テ:そうだと思います
☆:ハァー
もう今後もそれはかわらない?やっぱり
マ:そうですね
かわらずやりたいですよね
☆:うーん、さあですね、そんな結成20周年を迎えたスピッツの最新アルバム「さざなみCD」から
1曲いきたいんですけど
マ:ハイ
☆:え~、今日はどの曲をお願いしていいですか?
マ:それじゃあね、タイトルチューンって言っていいのかな?
「さざなみ」という曲を聴いて欲しいと思います
::::::::「さざなみ」::::::::
☆:さて、ですね、えー、ま、まじめに結成20年にまつわる話とか、
音楽に対する姿勢とかの話を聞きましたけども
ここの時間では、ちょっとあの、夢中になっていることがテーマで
マ:はい
☆:思わず時間を忘れて没頭してしまうこととかね
マ:うん
☆:そういうちょっとくだけた話題でいきたいんですけど
まず、草野さん
マ:そうですね。
これちょっと、でも、ミュージシャンとしてのことになっちゃいますけども
あの、曲ができてデモテープを作るんすけども、うちで。
一曲だいたいドラムを打ち込んで、え~~、リズムマシンで
そいでベース弾いて、ギター弾いて、歌いれるんですけども
(聞き取れず)のスケッチみたいなものでも、まあ、短くっても2時間、
長くて4,5時間かかったりするんですけど
でもね、自分の中では15分くらいでできたつもりでいても、2時間くらい経ってるんですよね
☆:はあ
マ:そんだけ夢中になってて・・・
☆:そうですね
マ:うん
☆:なるほどねー
マ:はい
☆:田村さん、どうですか?
田:やっぱり音楽になっちゃうよね
☆:はー
田:レコーディングとかだとすごい早い
レコーディングのスタジオって太陽の光が入ってこないから、1時くらいに入っても
何時か全然わからないのね
マ:(聞き取れない)で入ってもね
田:そうそう
で、気がついたら7時くらいになってたりとか
そういうことは(ある)
☆:崎山さんはどうですか?
崎:ボクはですね、Ipodで寝る前とかに「ちょっとコレ、この曲一回聴いてから寝よう」とかって聴くと
「これだけ聴いて寝よう」とか「もう一回この曲聴いて寝よう」って
マ:盛り上がっちゃう
崎:盛り上がっちゃう
☆:結局は寝れない、みたいな
崎:寝れない、みたいな
☆:あ、そうなんすかー
最近、何を聴いたはるんですか?
崎:一番最近はね、吉井くんのアルバム
ス:ハハハハハ
マ:よかったよね、吉井くんの
崎:あれを聴いてますよ
☆:そうですか
三輪さん、どうです?
テ:そうね、4番目は不利だよね
☆:ハハハハハハ
ここね、期待してますよ
テ:いや、夢中になれるって、あんまね、ないんだよね
オレね、夢中になれんの見られんのキライだから
☆:ほーお
テ:ちっちゃいときから
だからスポーツとか、あんま、するの、好きじゃなかったし
☆:うん
テ:夢中になろうとするとストップかかりますね、自分の中で
☆:あ、そうなんですか
夢中になったらダメだブレーキ?
テ:そう
☆:えーーー、すごいブレーキですよね、それ
テ:そういう意味じゃ音楽かな?
田:かっこええー
テ:だから4番目は不利なんだよ
ス:ハハハハハハ
テ:音楽しかないんだもん
?:フフ
☆:でもすごいいい状態ですよね、そういう音楽をやっぱり
マ:結局4人とも音楽のことでしたね
☆:そうなりましたよね
田:よく、あの、雑誌とか見てて、「このコかわいいね」ってとかで夢中になってるよね、メンバーで
☆:そうですか
マ:ありますよ
田:「オレはこっち(のコがタイプ)だよ」って
マ:そうですね
だいたい4人ばらけますよ
☆:それいいですね、4人ばらけるっていいですね
マ:それ長持ちの秘訣ですよね(笑)
だいたい女性でもめて、とか聞きますからね
☆:かぶるとね
マ:そうそうそうそう
☆:えらいことなりますよね
でもあのー、スピッツのアルバムいつも聴くと
「バンドやりたいな」「なんか楽器やりたいな」といつも思うんですけども
ライブ行くとあー、オレ、絶対ムリ」って思うんですよ
マ:えー、そうですか
☆:いつもあのスタンスですごい高度なことされてるってのを見ると
マ:大丈夫っすよ
☆:できますか?
マ:できます
☆:そうですかね?
マ:いや、あのね、ひとそれぞれのその持ち味があるから
☆:うーん
マ:誰がバンドやってもそのカラーっていうかね出せると思うんすよね
楽しいものですから、楽しんでやってればたぶん客席にも伝わるんじゃないかなって思うんですけど
?:楽しんでやればね
☆:あのスピッツのライブ、ありますけども
今後の予定として、12月からツアースピッツ、ジャンボリーツアー2007・2008さざなみ
☆&マ:OTR
マ:うん
☆:一緒にハモりましたよ。幸せです、ほんとに
崎:キレイだったよ
☆:ありがとうございます
えーと大阪ですね
来年の1月14日月曜日、15日の火曜日、大阪厚生年金会館大ホール、
そして1月17日京都会館第一ホール、えー、そして2月の14日木曜日と15日金曜日はフェスティバルホールで
2月17日は神戸国際会館の国際ホールとなっています
チケットの発売は12月の15日ということで。
またまた全国のホールをライブしますね
マ:そうですね
☆:ねーあのー、体調にはみなさん気をつけてくださいね
ス:ありがとうございます。
☆:ということで「FM802デザイン ザ ナイト」この時間はスピッツのみなさんをお迎えいたしました
最後に恒例の番組の〆をですね、お願いしたいと思うんですけども
マ:はい
☆:よろしいですか?
マ:はい(きっとここでテツヤさんに合図したと思われる)
テ:オレ、言うのー?
マ:うん
テ:ひとりで?
☆:あ、三輪さん、言っていただけますか?
マ:はい(なぜ、テツヤさんでなくマサムネさんが返事するのか不明^^)
テ:フツーにやるよ
ス:へへへ
☆:「フツーにやるよ」ということはね、よく、あるんですよね
どうなんのかという、ね
テ:いや、あのねー、裏切るよ
ス:ハハハ
☆:「裏切るよ」ってのがね、けっこう怖いですよね、ハハハ
それではね
ス:もうおかしくて
☆:デザイン ザ ナイト、今夜のゲストはスピッツのみなさんでした
最後に、あの〆お願いします
テ:デザイン ザ ナイツ!
☆:ありがとうございます
マ:複数形?
☆:複数形でしたね
どうもありがとうございました
それでは最後にさざなみCDから、じゃあもうこれでしっかり〆ていただこうということでね
マ:はい
☆:一曲いきたいんですが
マ:ハイ!
じゃあ「点と点」というちょっとロックなナンバーを聴いて欲しいと思います
☆:今日はどうもありがとうございました
テ:デザイン ザ ナイツ!
:::::::::点と点:::::::::