スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

出会い (作者:愛海)

出会い 【3】

キーンコーンカーンコーン


草野「ね、携帯持ってる?」

夏希「持ってますけど…」

草野「番号交換しない??」

夏希「えっ…」

草野「ぁ…やっぱりダメだったかなぁ」


ちょっと寂しそうな顔で言う


夏希「えっ、違います!全然OKです!」

草野「ホント!? じゃぁ赤外線で…」



ピロリロリン♪


交換が終わったようだ


草野「じゃぁ、俺ちょくちょくメールするから!」

夏希「は、はぁ…」

草野「じゃ!」


スキップしながら廊下を走っていく正宗を見て、

かわいいなぁ、と夏希は思った


「あぁ、アイツ夏希チャンに惚れちゃってるねぇ…」

「だよな!だよな!」


三輪「そうとしかありえねぇ」


夏希「!?」


「あ、ビックリさせてごめんねぇ、俺崎山、崎山龍男」

「俺は田村明浩」


三輪「俺ら、この4人でバンド組んでんだぁまだまだ卵だけどね(笑)」


夏希「そうなんですか」


田村「デビュー考えたいけど…今の俺らじゃなぁ」

愛海 著