スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

青春生き残りゲーム (作者:コーラ)

青春生き残りゲーム 【2】

  女の人が僕らに近ずいてきた 

 「!!誰ですか?」

 「なんか怖いんだけど・・・」

 「誰ですか?あんた」

 「私の名は「カイナ」と申します。」

  その人はそう言ってニコッと笑った

 「カ・・・イナ・・・さん・・・?」

 「はい(ニコ)」

 「なんか用ですか?」

 「いいえ・・・少しお話をしたいだけです」

 「はぁ・・・」

 「先程”青春生き残りゲーム”と言っていましたが・・・」

 「へっ?あ、ああ!ちょっとやってみたいなと思ってただけです!」

 「・・・・やりたいですか?・・・・・」

 「はいっ?」

 「やってみたいですか?”青春生き残りゲーム”を」

 「えっ!?」

 「うそ!!ホント?」

 「マジかよ!」

 「はい。私は”青春生き残りゲーム”と関わりがありますから・・・」

 「ミナト!!ワタル!!やってみない?」

 「えっ?!」

 「おう!!やろうぜ!こんなの一生できないかもしんないし」

 「ちょっ;サン!!ワタル!!」

 「?なに?」

 「どうしたんだよ!やるだろ?ミナトも!」

 「い、いや・・・僕は・・・」

 「これは、強制参加は致しません。ですから、自分のご意思でお決めください」

 「そっか・・・ミナト!べつにいいんだよ!無理して参加しなくても」

 「自分の意思で決めろよ!なっ?」

 「う、うん・・・・」

  僕は迷った

  僕が参加しなかったら二人はどうなるの?

  二人に会えなくなるかもしれないの?

  悩みに悩んだ

 「・・・・参加する・・・僕も参加する!!」

 「えっ!?ホント?やったー!!」

 「ミナト〜さすが俺が認めた男だぜ!!」

 「では、全員参加でよろしいですね?」

 「はい!!」

 「では、日時ですけど、明日の朝6時にまたここにお迎えに行きます」

 「わかりました」

 「では、明日・・・」

  カイナさんは去っていった



  〜次の日 6時〜

 「楽しみぃ〜♪」

 「ああ!俺も!!」

 「・・・・・・」

 「皆さんお待たせしました。では、行きましょう」

 「はい!」

 
  しばらく歩いた

  どこかもわからない

  誰もいない市街地に着いた

 「ここがワタル様とミナト様が逃げるエリアです」

 「えっ?サンは?」

 「サン様はちがうエリアで逃げることになっています」

 「えっ!!サン一人で?!」

 「あぶねぇじゃん!!サン一人じゃ!」

 「だ、大丈夫だよ〜私、強いんだから!!」

 「ここのエリアはお二方以外にも参加者がいます。

  その中で「鬼」が決められます。

  鬼が誰だかはお知らせ致しません。

  鬼に捕まれば鬼になります。

  鬼は自分が鬼だとゆうとこは言わない場合があります。

  いくら信用している仲間でも鬼かもしれません。

  終了は2ヶ月後となります。

  これで説明を終わらせていただきます。」

 「おう!わかった!!」

 「あっ!!そうだ!ワタル!ミナト!約束してほしいことがあるんだけど」

 「なに?」

 「ゲームが終わったら・・・星が降る夜には、必ず私達の町で会おうね!」

 「・・・うん!!」

 「おう!!」

 「では、サン様。行きましょう」

 「はい!じゃあね!がんばってね!」

 「うん!」

 「じゃあな!」

 

  それから、1時間後、放送が入った



  『これから”青春生き残りゲーム”を始めます』

コーラ 著