ローマ字入力のメリットとかな入力のデメリット

ローマ字入力とかな入力

ローマ字入力とかな入力はどちらが速く上達するのか、どちらがオススメなのかを詳しく解説します。

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かな入力をおすすめしない理由

かな入力はキーの数が多い

「ローマ字入力」と「かな入力」とでは、覚えるキーの数が全然違います。
もちろんローマ字入力の方が少ないです。
ローマ字入力が26個に対して、かな入力は48個覚える必要があります。

なぜ、そこまで差が出るのかを検証してみましょう。
まずローマ字入力ですが、「X」を使う必要はほとんどありません。
例えば、小さい「っ」と書きたい場合は、「L」もしくは「X」の後に「TU」と打てばよいですが、 どちらかでよいのです。小さい文字を打つときは、「L」と決めておけば、「X」を打つことは、ほとんどないです。
また、「Q」も日本語の入力ではほとんど使うことがないです。
さらに、「か」と打ちたい場合も、「CA」と「KA」どちらも対応できますが、「KA」と決めておけば、「C」も使う場面はほとんどありません。
その結果、最小限覚えるキーとしては26個に抑えることができます。

一方、ローマ字入力は最上段の数字の部分にもひらがながあり、中段においても、「け」とか「む」とかは、ローマ字入力では使わない右端にあります。
これら全て使うと、かな入力は48個のキーを覚える必要があり、結果的に、指を動かす範囲も広くなるため、どれだけ練習をしても、ローマ字入力のスピードには勝てないという結果になります。

ローマ字入力で日本語を入力するのに覚えるキーは26個

かな入力で日本語を入力するのに覚えるキーは48個

かな入力は、Shiftキーの頻度が高い

かな入力をおすすめできない2つ目の理由は、Shiftキーを多用する必要があるという点です。
例えば、日本語でよく使う「を」というひらがなの位置を確認してみましょう。
最上段の数字の「0」のキーの右上にあります。
このキーは、かな入力では通常「わ」が入力されますが、Shiftキーと同時に押すことで「を」を入力することができます。
この打ちにくい場所にあるキーですが、Shiftキーと同時に押す必要があることで、さらに難しくしています。
また、句読点の「、(点)」「。(丸)」を探してみましょう。
一番下の段の「ね」と同じキーに「、(点)」があり、「る」と同じキーに「。(丸)」があります。
これも、Shiftキーと同時に押す必要があるキーです。
句読点は、日本語で入力する際に頻度が高いため、かなりネックになります。
これらのキーは、一つのキーで、2つの文字を兼ねますが、それが12個あるため、この12個のキーで実質24個の文字を担当することになります。
単独で使う他の36個のキーと合わせると、60個のキーを覚える必要があるということになります。




かな入力のシェアは約5%

パソコン雑誌では知らぬものはいないであろう「週刊アスキー」の記事で興味深いものがあった。
ローマ字入力とかな入力で、どれくらいのシェアとなっているのかという調査です。
結果は、約5%の人はかな入力ということです。
社会人として会社で働く人にとっては意外な数字に見えるかもしれません。
というのも、会社でパソコンを使っていて、かな入力の人には、なかなか見かけないからです。
会社に入ると、ほぼ全員といっていいほどローマ字入力を使います。かな入力の肩身は狭いです。
会社に入ったばかりのころは、かな入力だったとしても、周りを見て、かな入力が少数派だと気づいたときにローマ字入力に変更する人が多いようです。
年代別に見ると、10代の若者は、7%の人がかな入力という調査になっており他の年代よりも高めになっています。
また、60代以上も11%と高いシェアになっています。
これは、ワープロ世代として、長年かな入力で慣れた人なのでしょう。



小学校の授業はローマ字入力

最近は、小学校でもパソコンの授業をすることがあるようで、小学生がタイピングの勉強する時代になってきました。
何回か、当サイトを小学校の授業に使ってよいか? という質問をメールでされたことがあるが、もちろんOKです。
授業では、もちろん主流であるローマ字入力で覚えるよう指導されます。
早くから家でパソコンを使っている人も最近は多いと思いますが、もし かな入力でかなり習熟していたら、ローマ字入力を覚えるのは、指が覚えてしまっている分、最初から覚えるよりも大変です。
そういうこともあるので、最初からローマ字入力で覚えることをおすすめします。

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