◆全文紹介
みつばちの家族は5000びき(大村光良 著)
- 花が、たくさん咲いている季節には、女王ばちは、1日に、1500個ぐらいの卵を昼も夜も産みつづけます。
- 計算してみると、1分間に1個のはやさで産むのです。
- 1500個の卵の重さは、女王ばちの体重と同じぐらいになるといわれています。
- 不思議なことに、1日に、いくつ、卵を産むかは、女王ばちがきめるのではありません。
- 外で働く働きばち、つまり、季節の変化を知っている働きばちがきめるのです。
- もうすぐ春が来るから、卵を産ませよう。
- 今、花ざかりだから、たくさん、卵を産ませよう。
- つゆになりそうだ、あまり産ませてはいけない。
- 夏が近づいてきた、卵を産むのを止めさせよう。
- きっとこんな話し合いが、働きばちのあいだでかわされるのでしょう。
- そして、女王ばちにつきそっている若い働きばちにつたえられます。
- 若い働きばちが、ローヤルゼリーを、多く食べさせると、女王ばちは、たくさんの卵を産みます。
- 少し食べさせると、少ししか、卵を産みません。
- もし、花が咲いていない季節に、おおぜいの仲間が生まれてくると、みんないっしょに、うえ死にしてしまうことを、みつばちは知っています。
- 私たち人間が、平和な生活を続けていくためには、食べ物と、人口との関係を、もっと、もっと、みつばちに教えてもらわねばなりません。
|