スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

コスモス (作者:ショコラ)

コスモス2

次の日の早朝
携帯の着信で目がさめた。

病院・・・から?

すごく不安な、不吉な予感がよぎる。

気づいたら僕は走ってた。


君はベットで眠ってた。

二度と目を開けることはない
とお医者さんが言う。


君の冷たい手を必死であたためた。
でもその手を握り返してくれることはなかった。

「昨日の夜、交通事故で。」
そう聞かされた。

心にポッカリと大きな大きな穴があいた。


病院からの帰り道にあるあのコスモス畑・・・。

行って見たが君の姿はない。
どうして?
どうして僕に何も言わないでいっちゃうの?


約束・・・したよね・・・?



次の日、僕は家を出た。
ボロボロのスポーツカーで1人。
海へ向かった。


君との約束・・・・。

ショコラ 著