スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

クリスピー (作者:ひかる)

クリスピー 【8】

晴れて翔とナナは「恋人」になったわけだ。

やはりナナは大人で、外見は何ら変わりはない。

だが当の翔はというと・・

幸せが溢れてる感じ。

街を歩けば、やっぱり街は輝いて見えるし、

小鳥や木々にも話し掛けていた。

そんな翔を見て、ナナは「ふふふっ*」


3月。

もう暖かい。

ナナ「(そういえば、、いつかのデートで言ってたな〜

    翔くん、そろそろ誕生日だ!ハタチ、、同い年になっちゃうんだね*

    よし!コッソリプレゼントを考えよう!

それからは、会うたび、会話に気をつけたりして、

翔が欲しいものを考えていた。

翔はあまり会話には出さなかったけれど、付き合うことが決まった時に言っていた。

ナナ「(クリスピー?歌だって言ってたよね。

調べてみると スピッツ というバンドが歌っている。

ナナ「(へぇ〜・・

また調べてみると‘4月25日「空も飛べるはず」リリース’

ナナ「よしっ!これにしよう!喜んでくれるかな?

プレゼントは決定。少し遅れちゃうけど、まあいっか!


翔は翔で、気に留めないわけもなく、

「4月25日、空も飛べるはずリリースかぁ〜待ち遠しい!

ひかる 著