運命の人 PV物語 (作者:えりんこ)
運命の人 PV物語【1】
1997年 快晴。
そんな快晴なんてメスを握る仕事をするには関係がない。
今日はまとめて4人。最高5人。別に問題ないだろう。
とりあえず俺が倒れても、優秀な奴が少なくとも3人はいる。
マスクと帽子、帽子と同じ色の滅菌ガウンを装着する。
そういえば、今日はCD借りてカセットにいれたんだった。
おもむろにポケットからカセットをとりだし、ラジカセに入れ再生ボタンを
押す。
すると、助手の声が聞こえた。
「先生!患者入ります!」
えりんこ 著